血尿

  • 顕微鏡的血尿 見た目からは分からないけれど顕微鏡で発見されるもの
  • 肉眼的血尿 目で見て赤いと分かるもの

顕微鏡的血尿の約2%に腎尿路疾患が見つかると報告されています。それ以外は病的ではない場合がほとんどなので、必要以上に心配することはありません。
腎尿路疾患とは、内科的な病気としては慢性腎炎、泌尿器科的な病気としては尿路結石症や膀胱がん、腎臓がん、腎盂がん、尿管がん、前立腺がんなどが挙げられます。

痛みや発熱を伴う肉眼的血尿があれば、緊急性を感じて病院にかかる人も多いと思いますが、そういった症状を伴わない肉眼的血尿は「少し様子を見よう」とか「昨日は出たけど今日は出てないから大丈夫」と後回しにしてしまいがちですが、症状を伴わない肉眼的血尿こそ、腎臓がんなどの危険な病気が潜んでいることがあります。

症状を伴わない血尿に気が付いた場合、すぐに泌尿器科で検査をしてください。

基本的には、血尿を指摘されたら一度は精密検査を受けて、その後も一年に一度は検診を受けられることをおすすめします。